そう、たしかあれは2月の終わりごろ。
「王滝、出る?」と、スタッフ樋口からの何気ない一言。
「マウンテンバイクがあれば、いいですよ。」
で、やってきたのは「GT ZASKAR PRO 9R」
サバイバル練習でも実証済みの「登り・下りなんでもござれ」な一台。
なんだか、シクロクロスを始めた時と同じシチュエーション。
「あ・・・あ・・・ええ・・・やりましょう。。」
戸惑いながらも参加を決意。
ついに長野県王滝100kmがやってきました。
超ビビリなへっぽこは準備も入念に行います。
現地には前日12時過ぎに到着。受付もまだ行われていない状況です。
グルリグルリと挙動不審に場の空気に馴染もうとします。
上画像は受付開始後の写真です。受付時間も13時-18時と長いため、みなさん慌てずゆっくりと受付を済ませます。
GT(ライトウェイ)ブース(下画像)には総合優勝者用のゴールデンGTフレームとGTマウンテンバイクの試乗会・べドロスチェーンクリーニングサービスを行っていました。
上画像 トレック 松本駿選手、下画像 スペシャライズド 竹谷賢二選手 それぞれの王滝ライディングスクールの集合模様。
併せて自転車のセッティングを。。。
1週間ペドロス チェーンJオイルに漬けたスペシャルチェーンを取り出します。
何でしょう、まるでオリーブオイルに漬けているような香ばしい匂い。ねっとり持つとリンク隅々に浸透しているのが分かります。
このチェーンにさらにタクリーノシーリンググリスをリンク部に塗り込み、軽く拭いて自転車に取り付けます。
ちょっと乗ってみましたが、非常にスムーズ。
次に念のため変速調整と各部増し締めです。
私の周囲にはあまりいませんでしたが、ワークスタンドに載せて調整。
ディスプレイスタンドでの作業とは違い、立った状態で作業が行えるため、気持ちも焦らず落ち着きます。
自転車の調整も終わり、最寄りのそば屋さんでそばをすすります。
受付も終え、次に自転車の装備品を整えます。
・携帯工具(チェーン切り付き)
・固形食糧(パワーバー×2・カーボショッツ×2・BCAA×10)
・飲み物(CCD×2+水)
その後自分の装備品を準備します。
・ヘルメット
・日焼け対策用アームカバー
・アイウェア
・スタッフ樋口より託された「百」ジャージ
・お気に入りの機能性インナーX-Bionic
・これまた新たにお気に入りになったビエンメのビブショーツ
・足の横ブレを防ぐためのニューハレ Xテーピング
・今年に入ってから調子の悪い膝へのニューハレ Vテーピング
・日焼け対策+コンプレッションのメディラスト ストッキング
寝る前にはエキストラ・アミノ・アシッドを摂り、20時に車中就寝・3時起床。
このアミノ・アシッドのおかげで、驚くほどぐっすり就寝でき、3時でありながら、目はパッチリ。力漲ります。
4時30分にスタート位置に自転車を置き、だいたい15列目あたりをキープ。
スタートまでにSUPER VAAMスティックタイプを入れ、パワーブリーズとアップ(ジョギング)をした後、カーボショッツで胃に負担の無い朝ごはん。
ほど良く身体も心拍数も上がって、まさに完璧。
目標である7時間以内(6時間台)もいける。と。
自転車を置く際、関西シクロクロスでもおなじみの大先生よりアドバイスもあり、
「こうちゃん、この王滝は頑張ったらあかんねん。」
「・・・ええ、飛ばしたら潰れるということですね。」
・・・心強いアドバイスです。
今日はイケる!不安ながらも自信に満ち溢れています。
長い前フリを経て、スタート。
軽トラックに先導され、林道まで向かいます。
絶好調とはこのことを言うのでしょう。足も良く回ります。
林道に入り皆思い思いのペースで最初の登り(7km)を登り、私も前方の集団に入っており、王滝常連の大先生の後ろにぺったり付きます。
だいたい3分の2くらいを登ったその時、
ツキーーーーーン!ふくらはぎに嫌な痛みが。
「えぇぇぇぇぇ!」という声と共に足がつってしまいました。
止まるへっぽこ、続々抜かす後続。。
何が起こった?足を見るとストッキングが両足共にズレている?(後に理由が分かりました。)
100kmほどロードで走った時は何事もなかった、いやむしろ調子が良かったのに、スタート時間に追われ、履いた時からズレていたのでしょう。
そのため、本来圧のかかってはいけないポイントに着圧がかかりこの状態。
ストッキングをズリっと下げると、攣りも落ち着いてきます。
それが、1つ目の失敗。
のっけから足に爆弾を抱え込んでしまい、ペースダウン。
それでも何とか現状を打開せねばなりません。
「集中・集中」と足を労わりながら登ります。
スタートして45分、スタッフ樋口に言われた通りに補給を、と切って小分けにしたパワーバーを取ろうとしたその時、
あれ?包みがひっついて取れない。。。
もうお分かりの方もいらっしゃるでしょう。
前準備の段階での2つ目の失敗。
粘度のあるパワーバーをアルミホイルで包んでいたのです。

走行前、トップチューブバッグに入れ、「こんな風にまとめました」と誇らしげに撮ったのですが・・・やったらアカン例としてご参照ください。
まともに補給ができない。。。ペース組み立てを再構築します。
乗車しながら手軽に取れるのは、濃厚CCDドリンク、カーボショッツ1本、BCAAスティック
1回1回立ち止まって剥かないといけないパワーバー。
パワーバーは本当に非常時の食糧として、45分ごとのBCAAスティック、都度CCDドリンク、コース半分までいったらカーボショッツで頑張ろうとしたのですが、やっぱり駄目でした。
案の定、途中でグルグルお腹が減ります。
で、立ち止まってはパワーバー。ぁぁぁぁぁ。
走る前まで「こんなにもBCAA要るんかいな??」と思ってましたが、いやいや、無かったら「行き倒れ」です。足の攣りも収めることができなかったことでしょう。
それだけ強力でした。
登って、降ってを繰り返すのですが、どうも周りの方に比べ、
下りが、遅い。
基本ビビリなのは分かっていますが、それを差し引いてガンガンクランクにストンプしても遅い。
タイヤに安定感を求め過ぎたか?
今回履いているKENDA NEVEGALのノブが高めに対し、前日の自転車チェック時、他の参加者のタイヤは比較的ノブが低い傾向にあり。おそらく転がり抵抗が低いのでしょう。
前日の受付ブース付近自転車置き場。低いノブのタイヤが人気です。
ううむ。。。と思いながらも、「いや、果たして初参加でノブの低いタイヤを履かせたとして、無事に王滝のガレ道をクリアできたか?」という思いもあり、「今回はこのタイヤが良かったのだ」と感じています。
まずは安全に完走すること。これを念頭に走りました。
あと、わがままを言えば、グリップ。
デフォルトのグリップを使用していましたが、ガレた下りをガンガン降るうちに手が痛くなってきます。(レース終了後には両手に大きな「マメ」ができていました。)
まだ、グリップポジションもままならない私でしたので、エルゴノミックなグリップの方が良かったかもしれません。
これは経験値的な失敗ですね。
それを除けば非常に快適、そして楽しい。
先日購入したビエンメのビブショーツも相性が良く、しんどくてもクランクが回ります。
この王滝100kmに合わせたZASKER PRO 9Rもベストだったと思います。
ちなみに、自転車はノントラブル、チェーンオイル漬け+シーリンググリスのおかげでオイル切れも無く、スムーズな変速で終えることができました。
結果として目標7時間以内の完走でしたが、7時間45分と悔しい結果。
でも、充実した王滝100kmでした。次回(来年)こそは6時間台で!
レース後の豚汁が最高でした。
ちなみにレース後、ヘロヘロでしたがBCAAとクエン酸+グルタミン ホエイプロテインで、イヤーな疲れを残さない。
さすがに次の日は筋肉痛でしたが、3日後には回復していました。
もう少し、本気でマウンテンバイクを楽しもうと思うきっかけとなる素晴らしいイベントでした。
皆さまも思い思いの王滝を楽しめましたでしょうか?
私は9月は見送り、来年まで温めたいと思います。ではでは。。。
text:スタッフ森山





