ありがとう、宇田由香。
2004年株式会社あさひ入社
2005年ツール・ド・沖縄市民女子50キロ優勝
2008年全日本選手権女子ロード2位
あさひレーシング 萩原麻由子
初めてちゃんとお会いしたのは2007年の沖縄。
笑顔笑顔の方でした。

初めて一緒に行った遠征は2008年2月のニュージーランド。
同じ部屋になり、同じザ・イエローモンキー(吉井和哉さん)好きと知ったときは、思わず抱き合いました。
2週間、同じ部屋で、常に何か作業をしていて、笑顔を絶やさない方でした。
それでいて、揺るがない自分の芯を持っている方だと感じました。
21歳の私には、『社会人ってすごいぞ』と衝撃でした。
そしてこんな方のいる会社はどんな会社なんだろーと思いました。
2008年全日本選手権に向けて、三浦監督の下、一緒に合宿させてもらいました。
当時へたっていた自分が練習を頑張れたのは、宇田さんがいたからでした。
ライバルなのに、不思議でした。
進路を迷ったとき、会社の方からお話をいただきました。
三浦監督の下、自転車を学びたいという気持は勿論でしたが、
宇田さんという方と一緒に走れると言うことが、何よりも楽しみでした。
あと、社会人としても、宇田さんのようになりたいと、思ってあさひに入れていただきました。
病に倒れてからも、自分が常に励まされてばかりでした。
普通逆だろって、殴られたいぐらいに。
7月2日、合宿最終日の朝、旦那さんから亡くなったと連絡が来ました。
意味が分からなかったけど、涙があふれていました。
動揺して記憶が定かでないですが、『萩原さんに最初に連絡したからな』
といわれたのを今思い出します。
いくら危ない状況だ、と聞いていても、自分の近い人に限って死ぬなんてことはない、絶対になおる、
とガキのように甘い考えでいました。
だから本当に悲しくて、
あとなんで、宇田さんが病気なんかに負けたんだと、怒りの気持さえ起きました。
でもそれはちがくて、意識がはっきりしない危険な状況の中で、全日本の日だけは覚えていたこと、
優勝したと聞いてにっこりとして、そこから意識がなくなったと、聞かされて、
もう、この人には敵わない、と思いました。
亡くなる2週間前から、本当に危険な状況の中、脅威の生命力で限界を超えて病気と闘っていたことを知りました。
きっと全日本の前に自分が逝ったら、この出来損ないの後輩の自分が、チームの皆が、動揺してしまうと、
思われていたのだと思います。
最後の最後まで心配をかけてしまった。でも最後にいい知らせができて本当に良かったです。
最後の最後まで力強い生き方をした宇田さん。
その鉄の意志を引き継いで、しっかりと生きていきたいと思っています。
あとは任せてと、あとゆっくり休んでくださいと、言いたい。
夜になったり、一人になると、悲しくて悲しくて仕方なくなったりします。
いろんなことを思ったり、人それぞれ思いは違うし、
もう感情なんてなくなればいいのにとも思います。
でもなんか、よく私がぐちぐちと悩み相談したとき、宇田さんがよく私に言っていた
『ふふふ。。。ええんちゃうん????』
を思い出します。
ええんちゃうん
ええんちゃいますの
『いいんじゃない?自分の思うようにやってみなさいよ』
やってみれば、いろんなことを、知るでしょう。
そういうことかーーーっと今思います。
いつまでも私の目標の人。
いつか越えてやろうと思っているので、ちゃんと見てて欲しいです。
本当に有難うございました。
とにかくたまにはゆっくりして欲しいです。
あさひレーシング針谷千紗子
先日チームメイトの宇田さんが亡くなり・・・
ずっと会いたかったのですが、会えず。。やっと会うことができました。
ウエディングドレスすごく似合っていました。
すごーく綺麗でした。
宇田さんとは、国内のレースはもちろん。海外遠征や合宿などたくさんの場面で一緒に走ってきました。
自分が大好きな宇田さんとの写真があります。
このゴールシーンの写真。
左 宇田 右 針谷
宇田さんとの一騎討ちで、印象にかなり残っているレースで、今回このレースについて書きたいと思います。
2008年8月の全国都道府県対抗のロードレースです。
都道府県は、新潟県で開催されました。
自分は栃木県代表で1人。
宇田選手は大阪代表で豊岡選手と2人。
絶対に組んでくるのは間違いない!!
ロードレースは、一周30kmのコースを、2周の60kmで行われました。
30kmの周回コースは、前半は上り基調、後半は下りと平坦のコース。
やはり、大阪の2人は1位、2位を狙って動いていました。
自分は2人の動きに集中。
1周目の上りで、豊岡選手がアタック。自分はすぐに反応し、大阪2人と自分の3人で頂上を通過し、下りに入りました。
平坦区間に入ってから大阪チームが交互にアタック。
2人のアタックに反応しなくちゃいけなかった自分は、力及ばず豊岡選手のアタックが決まってしまい、必死に追いましたがどんどん離れていく一方でした。
大阪チームは、1位を獲るためチームプレイによって豊岡選手の1位が確実になり、2位、3位争い・・宇田選手と自分の一騎討ち(笑)
ゴールスプリント!!
ゴールスプリントは絶対負けられない意地があった自分は必死にもがきました★
その時の宇田さんとのゴールスプリントの写真・・・
この写真、かなりのお気に入りなんです!!
すごく大好きな写真で、大切に持っています。
宇田さんには、このレースと実業団レースの2回勝ったけど・・・その他のレースはぼろ負けでした(笑)
ほんとに、強かった!!!!!
なんか、レースレーポートみたいになっちゃいましたが・・・
宇田さんとの思い出のレースがどんなレースだったのかを知ってほしくて、書かせていただいちゃいました★
あとひとつ、ある実業団のレースで宇田さんの言ったことで、印象に残っていることがあります。
ゴール後に「ちょー辛かったけど、めっちゃ楽しかったね」って。
満面の笑顔でこんな事を言ってきました。
ほんとに、ほんとに自転車が大好きなんだなと思った瞬間でした。
まだまだ、たくさんの思い出は書ききれないほどいーっぱいありますが・・・・・
あと、宇田さんのブログの題名にもなっている「たまご納豆ご飯」
今、自分も秘かにはまっています。
毎日って言うくらい食べてます(笑)
本当に「たまご納豆ご飯」最高です!!!!!
2人で一緒に最高!!って言いながら食べたかったな。
これからも、宇田さんは心の中で生き続けます。
そして、サイクルベースあさひレーシング を見守っていてほしいです。
ネット営業課 岩田
2004年3月、新入社員として入社してきた、宇田。私がその存在に気がついた時には、既にMt富士ヒルクライム2連覇、ツール・ド・おきなわ優勝と、もの凄い成績を残していました。
そんな早い娘がいるならば是非紹介せねばと、早朝集合したのが2006年の9月、このページです。その時に彼女が学生時代の寮で食べた「たまご納豆ご飯」の話をものすごく美味しそうに熱く語ったことから、ブログのタイトルは決まりました。
フルタイムで仕事をする傍ら、週末には自ら車を運転してレースを転戦、次々と優勝を勝ち取っていく姿が会社の目に止まり、正式にバックアップすることが決まりました。
チーム名を社内で公募し、「あさひレーシング」に決まりました。ジャージのデザインも社内で公募したなかから決まりました。
そして2007年の雨の全日本、8位。当社は自転車屋ではありますが、全日本レベルで戦える選手を育成するノウハウはありません。その後、三浦監督のご自宅に伺い、練習を観てもらうことが決まりました。「弱点ははっきりしている。それを治せば、伸びるかもしれない」と。
彼女はいつでも自然体。私のバカなリクエストにも、嫌な顔一つせず答えてくれました。モデルになってもらったり、ご飯を撮ってもらったりと。
2008年からは、オリンピックを目指すということで、正式に三浦監督とあさひによる「あさひレーシング」がスタート。いきなり結果を残します。
2008年4月のアジア選手権、4位。オリンピックのロード女子に出場枠が2つあれば、もしかして・・・・・というところまで近づきました。
6月、全日本ロード。萩原、豊岡とのゴールスプリントを制し2位。
9月、イタリアの世界選手権
10月のジャパンカップ 6位。今思えば、この時から確実に病気は彼女のカラダを蝕んでいきました。
2009年2月、会社の懇親会で定休日の日、せっかくだからと午前中に宇田と走りに行こうと誘ったのですが、体調がよくないということでかなわず。
体調が悪いまま、ドーハのツール・ド・カタールへ遠征。そして倒れてしまいました。
彼女が入院して数カ月たったころ、体調が良い時に仮退院したことがあります。その時三浦監督のご自宅や、本社などを自ら運転する車でまわり、その年の2月に引越ししたばかりのここネット営業課にも来てくれました。
病院は話し相手が少ないということで、かなりのテンションでいろいろな話をしてくれました。帽子をかぶっていた以外、この娘の何処が病気なのだろうと思えるほどの元気ぶりでした。
その後何度か病院に行こうと連絡しましたが、いつも体調の悪い時にあたってしまい、ついに病院に行くことすら出来ませんでした。苦しむ宇田の姿を見ること無く、このネット営業課で車を運転する宇田を見送ったのが最後となってしまいました。
私が朝の自転車通勤の時、大回りして箕面の坂を登り始めると、丁度朝練を終えて下ってくる宇田とすれ違うことが何度かありました。
今朝久しぶりに、自転車通勤を大回りして箕面の坂を上りました。その先のコーナーから宇田が下ってくるような気がして。
あさひレーシングのバトンは、萩原、針谷、牧瀬が引き継ぎます。天国でも美味しいたまご納豆ご飯を食べて、ゆっくり観戦していてください。
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画像協力:高木秀彰さん






